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公開後の運用・サポート体制の選び方
Webサイトを新しく制作する際、多くの方が「見た目」「納期」「費用」に注目しがちです。ですが、重要なのは「公開後にどう運用していくか」という視点です。
実際、「サイトは作ったけれど更新が止まってしまった」「情報が古いままになっている」「問い合わせが来ない」といった課題に直面する企業は少なくありません。その多くは、運用・保守の体制が不十分なことが原因です。
本記事では、Webサイト公開後に起こりやすい失敗や運用面の課題を整理しながら、どのようなサポート体制を選ぶべきかをわかりやすく解説します。
公開後に必要なWebサイトの運用業務とは?
Webサイトは、公開してからがスタートです。ビジネスの変化に合わせて情報を更新し、見せ方を工夫するなど、定期的なメンテナンスや改善が必要になります。主な業務を見てみましょう。
Webサイトは会社の“顔”であると同時に、状況に応じて変化できる「営業ツール」です。公開後の運用と改善の積み重ねが、Webサイトの価値を左右します。
自社運用と制作会社のサポート|メリット・デメリット
■ 自社運用のメリットと注意点
メリット:
・スピーディーな対応が可能
・外注コストを削減できる
たとえば、営業時間の変更やニュースの投稿などは、自社内で即対応できれば大きな強みになります。
注意点:
・更新の手間や忘れにより、放置されやすい
・セキュリティやCMSアップデートが後回しになり、トラブルの原因に
・専門知識がないと、見落としや表示不具合に気づきにくい
特にWordPressなどのCMSは、更新を怠ると脆弱性の放置や不正アクセスのリスクが高まるため注意が必要です。
■ 外部パートナーに依頼するメリット
Webの専門知識や運用体制がない企業にとって、外部パートナーは非常に有効な選択肢です。
・技術的な作業(アップデート・セキュリティ対応・レイアウト調整など)を任せられる
・自社の作業負担を減らし、本業に集中できる
・必要なときだけ依頼する「スポット契約」も可能
「定額で定期更新」「緊急時だけ対応」「技術的な作業のみ外注」といったハイブリッド型の運用は、コストと安心を両立できる現実的な選択です。
サポート体制で失敗しないためのチェックポイント
サポートを外注する場合は、以下の点を事前に確認しておくことで、認識のズレやトラブルを防ぐことができます。
■ 契約形態の違いを理解する
自社の運用体制や更新頻度に応じて、最適な契約形態を選びましょう。主な契約形態は以下の通りです。
・月額制(定額契約):毎月一定額で決まった範囲の作業を依頼でき、更新頻度が高い場合に向いています。
・スポット対応(単発契約):必要なときだけ都度見積もりで依頼。予算を抑えたい方におすすめです。
・年間契約:長期的なサポートが必要な場合に。月額契約より割安になることもあります。
■ 対応スピードと反映までの目安
更新依頼から反映までのスピードは、実際の運用に大きく影響します。イベント情報の更新が1週間遅れると、意味をなさないこともありますので、必ず事前に確認しましょう。
・即日 or 翌営業日対応かどうか
・簡単な修正と複雑な作業で対応スピードが異なるか
・緊急対応の可否
■ 作業範囲はどこまでカバーされているか
「テキストの修正はOKだが、画像の差し替えは不可」など、契約によって対応範囲が異なる場合があります。何が基本対応で、何が別料金になるのかを明確にしておくことが重要です。
・文言変更/画像差し替え/バナー作成の可否
・新規ページの追加やレイアウト調整まで含まれるか
・SNSやブログ更新代行まで対応しているか
■ 連絡手段と対応時間の取り決め
日々のやり取りをスムーズに進めるには、連絡手段と対応時間を事前に明確にしておくことが欠かせません。安心して継続的なやり取りを行なうためにも、以下の内容も確認しましょう。
・主な連絡方法(メール/チャット/電話など)
・対応時間帯(平日のみ/夜間・休日の対応可否)
・担当者が固定されているかどうか
■ 更新回数・作業量の上限と追加費用
定額制の契約であっても、「どの程度依頼すると追加料金になるのか」が曖昧なままだと、結果的に予算オーバーにつながるおそれがありますので注意しましょう。
・月に何回まで対応、それ以上はどの程度追加料金が発生するか
・作業量に応じた段階的な料金体系があるか
・更新依頼のボリュームと費用の関係性が明確か
契約時のすり合わせが、長期的な安心につながる
評判のよい制作会社であっても、契約内容のすり合わせが曖昧なまま進めるのはリスクがあります。「何を、いつ、どうやって、どの程度まで対応してもらえるのか」を明確にした上で、合意を取りましょう。これが、スムーズな運用と信頼関係構築の第一歩です。
低コストでも安心を得られる運用体制とは?
コストに制限がある場合でも、以下のような実用的で柔軟な運用方法があります。
制作会社選びは、運用・保守の視点も大切
Webサイトは「制作して終わり」ではありません。公開後の運用・改善が成果のカギを握っています。「見た目」や「制作スピード」だけで制作会社を選ぶのではなく、継続的な運用支援やトラブル対応に強いパートナーかどうかも判断基準に含めましょう。安心して長く使えるサイトを作るために、制作+運用をトータルで支援できる会社を選ぶことが重要です。
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